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不動産業未経験の40代でも開業できる?メリットやリスク、成功のポイントを解説 | スミタスFC加盟募集

コラム

COLUMN

2024.11.05

不動産業未経験の40代でも開業できる?メリットやリスク、成功のポイントを解説

不動産業未経験の40代でも開業できる?メリットやリスク、成功のポイントを解説

著者情報

我妻 貴之(加盟開発課 課長) 詳細プロフィール
不動産業界で18年以上の経験を持ち、賃貸仲介から売買、競売入札、民泊運用まで幅広く対応。不動産経営の最適化を目指し、開業や事業拡大をサポート。

40代で未経験業種での開業を考えたとき、「不動産会社を始めるには遅すぎるのでは?」と年齢面での不安から、開業を悩まれている方も多いでしょう。

しかし、40代からの開業も可能です。

我妻 貴之

本記事では、40代で不動産会社を開業するメリットやリスク、成功のポイントなどを説明します。開業をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

この記事の要約

  • 40代での不動産開業は社会経験や人脈を活かし、収入増加の可能性が高い
  • リスクとしては宅建士資格取得や収入の安定に時間がかかる点が挙げられる
  • 成功には資金準備や人脈活用、フランチャイズ加盟の検討が重要である

業界未経験の40代でも不動産業で開業できる!

日本政策金融公庫が発表した「2023年度新規開業実態調査」によると、開業時の年齢は20歳以下が5.8%、30代が30.1%、40代が37.8%、50代が20.2%と、40代の開業者が最も多くなっていました。

2023年度新規開業実態調査の一部抜粋
「2023年度新規開業実態調査」によると、開業時の年齢は20歳以下が5.8%、30代が30.1%、40代が37.8%、50代が20.2%

引用元:2023年度新規開業実態調査

さらに不動産適正取引推進機構が調査した「令和 5 年度末 宅建業者と宅地建物取引士の統計について」でも、個人業者の平均年齢は66歳となっています。

我妻 貴之

これらのデータからも、40代での開業が遅すぎることはなく、むしろ適齢期であるとわかります。年齢が理由で開業を迷っているのなら、二の足を踏むことはないでしょう。

未経験で40代から不動産業を開業するメリット

40代での開業が最も多い理由には、これまでの社会経験から得られるさまざまなメリットが関係しています。どのようなメリットがあるのか、以下に見ていきましょう。

これまでの経験や人脈を活かした営業がしやすい

40代といえば、社会に出て20年近く経験を積んでいる時期です。

業種は違えど、これまでの社会経験や人脈を活かした営業がしやすいというメリットがあります。とくに不動産の売買や賃貸物件探しなどは誰しもが経験し得ることなので、人脈が広いほど集客に有利です。

会社の同僚や取引先に不動産会社を始める旨を周知しておけば、将来的な顧客の獲得につながります。社会での世渡り方法が身につき、人脈形成の基盤ができている点は、40代特有のメリットと言えるでしょう。

今よりも収入が増える可能性がある

40代といえば、自分の年収の天井が見え始め、キャリアの停滞や限界を感じ始める時期でもあります。思ったよりも昇給せず、収入面に不満を感じている方も多いでしょう。そのような方にとって、売上に比例して収入が増えていく点は大きなメリットになるはずです。

先ほど紹介した「2023年度新規開業実態調査」でも、開業者の43.4%が開業動機を「収入を増やしたかった」からだと回答しています。

とくに不動産業の中でも1件あたりの報酬額が大きい売買仲介は、高収入を目指しやすい業態です。収入の天井がない点は、開業の大きなメリットと言えるでしょう。

定年退職時期を過ぎても働ける

一般企業では60歳(※1)で定年となり、その後は再雇用という形で65歳まで有期雇用する制度を取り入れている会社がほとんどです。しかし現役時代と比べると与えられる業務は減り、給与も下がってしまいます。

一方で自営業には定年制度がなく、自分に働く意志がある限りは現役として働き続けることができます。収入も売上によって決まるため、売上が安定していれば収入が下がることはありません。定年後も現役で働き続けられることは、開業の大きなメリットです。

(※1)2025年4月1日以降は原則として65歳

未経験で40代から不動産業を開業するデメリット

40代での開業には、メリットもあればデメリットもあります
リスク面の把握は開業においてとくに重要なので、ここでしっかりと頭に入れておきましょう。

宅建士資格の取得に時間と労力がかかる

不動産会社の開業で選択肢に挙がるのは、売買仲介と賃貸仲介がほとんどです。
どちらも宅建士資格の取得が必須となるので、無資格の方は、開業前に宅建士資格を取得しておかなくてはなりません。

しかし、宅建士資格は難易度が高く、一般的には300〜500時間の勉強時間が必要とされています。さらに試験の実施は年1回のみなので、試験に落ちてしまうと開業が年単位で遅れてしまう点はデメリットと言えます。

無資格での開業は、宅建士資格の取得が第一の難関となるでしょう。

収入が安定するまでに時間がかかる

自営業は売上に比例して収入も増えるというメリットがある一方で、売上がなければ収入もなくなってしまうリスクも抱えています。

とくに不動産業は顧客との信頼関係あっての業種のため、外食業や小売業よりも集客に時間がかかる傾向があります。

その点に納得したうえで開業しなければ、「こんなはずじゃなかった」「想像していた働き方と違う」と、不満が出てくるでしょう。

未経験の40代が不動産業の開業で成功するためのポイント

リスクを知ると、開業に不安を覚えるものです。しかし成功のポイントを押さえて入念な準備をしておけば、失敗のリスクを回避できるでしょう

これまでに築いた人脈をしっかり活用する

不動産業に限ったことではありませんが、開業当初の集客が安定しづらい時期は、人脈に頼った営業になる場合がほとんどです。そのため、これまで築いた人脈をいかに活用するかで売上と収入が決まります。

開業で成功するためには、知人友人だけではなく、社会経験を積むなかで得た人脈もしっかり活用することが大切です。

できるだけ多くの人に自分が不動産会社を始めることを周知し、名刺を配ったり連絡先を伝えたりするなどして、連絡がつながる状態にしておきましょう。

開業資金と運転資金に余裕を持つ

不動産業の開業資金は、400〜1,000万円が目安です。

「開業はできるだけ少ない資金で」と考える方が多いのですが、40代の開業では、開業資金と運転資金に余裕を持っておくことをおすすめします。

転職の選択肢が多い20〜30代のうちは、廃業のリスクヘッジのために少ない資金で開業するのもひとつですが、40代は年齢的に転職の選択肢が少なくなりがちです。

さらに20〜30代で子を授かった方は、子どもの教育資金もかかり始める時期でもあります。売上が安定するまで事業を続けるためにも、開業資金と運転資金は多めに見積もり、余裕を持たせておきましょう。

フランチャイズ加盟を検討する

不動産業は信頼関係が重要になるため、集客までに時間がかかるとお伝えしました。

時間をかけてコツコツと集客活動を行いながら信頼を得ていく方法もありますが、開業当初から信頼を得やすいのが、フランチャイズ加盟店としての開業です。

大手不動産会社のブランド名を使っての開業となるため、独立店舗ならば売上が安定しづらい開業直後も一定の集客力が期待できます。

さらにフランチャイズ加盟店になると、経営ノウハウやシステムの提供、定期的な面談や研修などがあり、事業にかかわるさまざまなサポートを受けられるのが魅力です。

我妻 貴之

提供の対価として加盟金や月々のロイヤリティ(料金)はかかりますが、「できるだけ早く売上を増やしたい」「経営ノウハウを最短で学びたい」と考える方は、フランチャイズへの加盟を検討すると良いでしょう。

開業スケジュールをしっかり考える

40代の開業で成功するために大切なのは、目標を決めて、それらを達成するための明確なスケジュールを考えることです。

売上や顧客数などの目標と、達成までのおおよその期間を定めておきましょう。前述のように40代は転職の選択肢が減り始め、家庭がある方は子どもにもお金がかかる時期でもあります。

成功への道筋とともに、万が一事業がうまくいかなかった場合の撤退プランも考えておくと安心です。

業界未経験の40代も開業は可能!これまでの経験や人脈を活かした営業を

不動産業が未経験の方も、40代での開業は可能です。不動産業における個人業者の平均年齢は66歳と定年を超えているため、開業に遅すぎるということはありません。

しかし40代という年齢ならではのリスクはあり、事業を成り立たせるためには入念な準備が必要ですし、これまでの経験や人脈を活かした営業も不可欠です。

我妻 貴之

年齢だけはなく未経験業種という点に不安を感じているのなら、フランチャイズ加盟店として、経営サポートを受けながら開業するのもひとつの方法です。

Point!

SUMiTAS(スミタス)フランチャイズは加盟金100万円、ロイヤリティ5万円と、業界でも低水準でありながらも、システムの提供や代表吉田のサポートなど、売買における最大限の支援を行っています。

全国各地でセミナーや説明会なども開催しておりますので、フランチャイズ加盟での開業をお考えの方は、お気軽にご相談ください。

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