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2024.11.19

不動産業で独立開業したら年収は上がる?年収アップのポイントは?

不動産業で独立開業したら年収は上がる?年収アップのポイントは?

著者情報

我妻 貴之(加盟開発課 課長) 詳細プロフィール
不動産業界で18年以上の経験を持ち、賃貸仲介から売買、競売入札、民泊運用まで幅広く対応。不動産経営の最適化を目指し、開業や事業拡大をサポート。

独立を考えたとき、まず気になるのが「年収は上がるのか」という点だと思います。不動産業は高収入者が多いのも事実ですが、独立したからといって、必ずしも年収が上がるとは限りません。

我妻 貴之

そこで本記事では、不動産業の独立開業した人の年収が高い理由や、年収を上げるためのポイントなど“収入面”を中心に解説していきます。独立をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

この記事の要約

  • 不動産業の独立は、会社員よりも年収が高くなる傾向がある
  • 集客方法の確立とビジネスモデルの構築が年収アップの鍵である
  • フランチャイズ加盟により、信頼や集客を早期に安定させることができる

不動産業で独立開業した人の年収はどのくらい?

実際に不動産業で独立開業した人は、どのくらいの年収になったのでしょうか。
まずは自営業者の収入について、データで見ていきましょう。

不動産業で独立開業した人の平均年収

公益財団法人不動産流通推進センターが調査した「2024不動産業統計集(3月期改訂)」によると、令和4年度の資本金1,000万円未満の不動産会社の就業人数55万5,718人、売上高は8兆4,745億4千200万円でした。

引用元:2024不動産業統計集(3月期改訂)
引用元:2024不動産業統計集(3月期改訂)

引用元:2024不動産業統計集(3月期改訂)

これを1人あたりの年収に換算すると約1,524万円で、ここからおおよその経費を差し引くと、年収800~1,000万円ほどになります。

一方で、国税庁が発表した「令和4年分民間給与実態統計調査」によると、不動産業の給与所得者の平均年収は約414万円です。

引用元:令和4年分民間給与実態統計調査
引用元:令和4年分民間給与実態統計調査

引用元:令和4年分民間給与実態統計調査

我妻 貴之

あくまでデータを元にした平均値ではありますが、経費を加味しても、会社員よりも自営業者の年収のほうが倍近く高いことがわかります。

売上と年収は業態によって変わる

会社員だと業態による年収の差はそれほど大きくありませんが、自営業になると、売上と年収が業態によって大きく変わる可能性があります。

たとえば管理や賃貸仲介は、契約は取りやすいものの、1件あたりの報酬額はそれほど大きくありません。仮に1件あたりの報酬が10万円だとしたら、売上を100万円増やすためには、10件分の契約が必要になる計算です。

やるべき作業や契約手続きなどが増えて、働く時間も増えて過労に陥る恐れがあります。

一方で売買仲介は高額取引が多く、1件あたりの報酬が100万円を超えることも珍しくありません。仮に1件あたりの報酬額が100万円だとしたら、成約数1件につき売上も100万円ずつ増えていく計算になります。

管理や賃貸仲介と比べて取引数が少ない分、成約も容易ではありませんが、集客が上手くいけば高収入を狙えるでしょう。

不動産業で独立開業した人の年収が高い理由

我妻 貴之

前節で挙げたデータでは、自営業者と会社員では年収が倍近く違うことがわかりましたが、なぜ不動産業で独立開業した人の年収は高いのでしょうか。

理由には、“1件あたりの成果報酬額の差”が関係しています。

不動産会社の会社員の収入は、成果に応じて給与が上がっていく成果報酬型が一般的で、仲介手数料の5~20%が相場です。仮に100万円の仲介手数料が入ったとしても、自分の手元にインセンティブとして入ってくるのは5〜20万円ほどになります。

そのためインセンティブで収入を上げようと思ったら、月に何件もの成約を取らなくてはなりません。

一方で自営業は、売上から経費を差し引いたお金が収入になるため、成約数に比例して自分の収入もどんどん増えていきます。

1件あたりの成果報酬の差が、年収にも大きく影響しているのです。

不動産業の独立開業で年収を上げるためのポイント

独立開業をすると売上に比例して収入も上がっていくのが魅力ですが、その反面、月の成約数が0件だと収入も0円になってしまうリスクもあります。

実際に不動産業は競争率が高く廃業者も多い業種なので、事業を続け、さらに年収を上げていくためには、経営に対する工夫が不可欠です。

どのような部分を意識すればいいのか、とくに重要な3つのポイントをお伝えします。

ビジネスモデルを確立しておく

不動産業の開業で年収アップを目指すためには、開業前からビジネスモデルを確立しておくことが重要です。

業態決めだけではなく、売上や経費を元にした収益構造の作成や、顧客となるターゲット層やロールモデルの設定をして、どのように事業を成り立たせるのかを、しっかり考えておきましょう。その際、目標となる年収と、それを達成するための方法を明確化させておくのもポイントです。

ゴールを決めておけば、どのように動けばいいのかが自然と見えてくるでしょう。

集客方法を考えておく

不動産業では、集客力が売上に直結します。
営業力ももちろん大切ではありますが、年収を上げるためにまず考えるべきなのは、具体的な集客方法です。

集客方法には、Webサイトの作成やSNSの運用、Web広告、チラシの配布、地域への挨拶まわり、無料相談会、セミナーなどのいろいろな方法があります。

それらの中で、どの方法が自分が顧客にしたいターゲット層の獲得につながるのかをしっかりと考えてから、実行してください。

また、不動産業は思わぬ経路から仕事や顧客が舞い込んでくることも多いので、異業種交流会や名刺交換会などに参加して、人脈を広げておくのもひとつの方法です。

フランチャイズ加盟店になる

前述のように、不動産業は集客が売上に直結します。
しかし独立店舗としての開業は、地域住民への周知はもちろん、信頼を得るまでにも時間がかかるため、収入が安定するまでにもそれなりの時間を要します。

そこで選択肢のひとつに挙がるのが、フランチャイズへの加盟です。
フランチャイズに加盟すると、加盟金やロイヤリティを支払う必要がありますが、その代わりにフランチャイザーの商標やブランド名を利用できます。

我妻 貴之

大手不動産会社のブランド力の影響で、顧客からの信頼を得やすく、集客も安定しやすくなるでしょう。他にも、営業マニュアルの提供や定期的な面談や研修、成功事例の情報共有が受けられるなど、フランチャイズにはさまざまなメリットがあります。

「できるだけ早く成果を出したい」「集客ができるか不安」という方は、ビジネスモデルの確立や集客方法などの相談もできるフランチャイズへの加盟がおすすめです。

不動産業での独立は、集客が安定すれば高収入を狙える!

自営業は売上から経費を差し引いたお金が収入として入ってくるため、成果数に比例して、収入もどんどん増えていきます。
独立して順調に売上が増えていけば、会社員時代よりも年収は上がるでしょう。

しかし自営業は売上が0円になれば、収入も0円になってしまうというリスクも抱えています。そのため独立後の集客をどうするのか、具体的な方法や対策をしっかりと考えておかなくてはなりません。

コツコツと集客活動を行い、地域住民からの認知度と信頼を得ていく方法もありますが、できるだけ早く収入を安定させたいと考えている方におすすめなのは、“フランチャイズへの加盟”です。

Point!

SUMiTAS(スミタス)フランチャイズでも、加盟店の皆様から集客力についてご好評いただいております。

加盟店の声:
想像以上のSUMiTASのブランディング力を感じています。看板だけで「不動産売買のSUMiTAS」とお客様に認識いただけている様で、自然とお問い合わせが集まってきています。(一部抜粋)
https://sumitas-fc.com/case/95/

全国各地でセミナーや説明会なども開催しておりますので、フランチャイズ加盟での開業をお考えの方は、お気軽にご相談ください。

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